老後生活に必要な資金は具体的にいくらだと思いますか?
んー。1億円くらいかな?
たしか、3,000~4,000万円くらいは、必要だってと思う!
このような具体的な金額を目にすると
こんなに蓄えるのは難しい…。
と思うかもしれません。
老後が心配だわ…。
などと、漠然とした老後への不安を感じる方も多いと思います。
実際に老後資金がどのくらいかかるか?
という点を具体的に分析し、どのように老後資金の準備をしていけばよいかをご紹介します。
小学生に上がる前のお子供を抱える奥様!
家計の財布を握るのはあなたです!
穏やかで楽しい老後を過ごすために、今からしっかりと準備をしてきましょう!
この記事では、老後に必要な資金額の目安、将来に向けてお金を貯めることの重要性をご説明します。
ゆとりのある生活を送るための老後資金の目安は
『3,000万円』
最近は退職金制度がない会社も増えてきています。
先の読めない人生に不安は付いてまわるため、事前に計画を立て将来の安定を手に入れましょう!
老後に必要な資金の目安は?
ゆとりのある老後生活を送るための老後資金の目安は、約3,000万円といわれています。
しかし、老後の主な収入は、「公的年金」のみのケースがほとんど。
老後生活の1世帯あたりの平均支出は約27万円。
うゎ・・・。年金だけじゃ足りないじゃん・・・。
ど、どうしよう…。
収入と支出の「5.7万円分の赤字」を補填する生活資金が必要です。
老後の生活期間を仮に20年間(240か月)とすると
5.7万円 × 240ヶ月 = 1,368万円
が生活費の赤字。
その他にも
- 介護費用・・・1,100万円(2人分)
- 医療費用・・・200万円(2人分)
- 葬祭費用・・・400万円(2人分)
といった出費も考慮しておく必要があります。
それを考慮すると1世帯に必要な老後資金の目安は3,068万円程度となります。
さ、3,000万円!?私のヘソクリ30万円くらいしかないわ…。
老後資金はどのように用意するか?
老後資金を用意するためには、なんらかの手段でお金を準備することが必要です。
以下のような方法があります。
定期預金・預貯金
資産形成をする上で、定番なのが定期預金・預貯金です。
貯金が苦手な人でも、自動で貯金ができるように毎月一定の金額を預金する積立預金などが人気です。
また貯金効率を少しでも上げるために、金利が高いネット銀行の利用をオススメします!
メガバンクだから良いとは限らない。
現に三井住友銀行を家賃や
公共料金の引き落としで
使用していますがこのざま。三井住友銀行 0.01%
三菱UFJ銀行 0.001%
みずほ銀行 0.001%この預金金利で資産形成を
するというのは無理ですよ。少し工夫すれば数年後に
貯金額は大きく変わります。 pic.twitter.com/ND03s8xQGF— Sakiyama (@bo_aki19193150) 2019年5月16日
退職金を活用する
老後資金について考える上で忘れてはならないのが、退職金の存在。
退職金はまとまった金額を受け取ることができるため、老後資金として活用しやすいです。
退職金の目安として、
- 中小企業の定年退職時の退職金は、約1,400万円
- 大手企業の定年退職時の退職金は、約2,300万円
と言われています。
ひぇ~、中小と大手では900万円も差があるのか!
当然、会社によって異なりますので、あくまで目安としてお考えください。
でも、最近は退職金制度がない会社も増えてるからね~。うちの旦那の会社は退職金制度ないし……。
退職金制度がない会社は多いです。
おそらく、退職金がない会社はこれからも増えていくでしょうね。
あるなら有効に活用し、無いなら補填方法を考えるということが重要です。
高校生も大学生も早く認識を改めましょう。18歳や20歳や22歳で入社した会社に、定年まで勤め上げて、ボーナスや退職金ががっぽりもらえるなんて、あ・り・え・な・いと。https://t.co/siEhDku4CJ
— 山内太地 (@yamauchitaiji) 2019年5月13日
財形貯蓄制度を活用する
財形貯蓄は、企業が導入する福利厚生の一つ。
会社によっては財形貯蓄制度を設けている会社もあります。
毎月の給与やボーナスから設定した金額が天引きされます。
- 一般財形
- 住宅財形
- 年金財形
という3種類のコースから目的別に貯蓄が可能。
※勤め先の財形制度によって利用できるコースが異なる
また財形貯蓄は、通常の預金と同様に「金利」が付きます。
通常の預金は金利が課税対象ですが、財形住宅貯蓄・財形年金貯蓄は、金利が非課税です。
企業によっては、預入額に応じて一定の奨励金が付く場合も!
【新社会人のみなさん、財形貯蓄を始めませんか?】
仕事も新生活も最初が肝心。それは貯蓄にもいえることです。社会人生活で迎えるライフイベントに備えた無理のない貯蓄を、財形で始めませんか→https://t.co/TqW3CB0Ax0 pic.twitter.com/h9tj9tJe8Z— 厚生労働省 (@MHLWitter) 2019年5月15日
資産運用してお金を増やす
これまで紹介したものは、お金を貯めるというもの。
貯めたお金を資産運用すれば「お金を増やす」ということもできます。
一例をご紹介しますので、
『こういう制度もあるんだ!!』
という程度に知っておいてください!
確定拠出年金制度(個人型or企業型)
iDeCo(イデコ)とは
私的年金制度のことで、老後の生活が心配だと思っている方に注目されています。 pic.twitter.com/XIK052t4Ng— ミルミルJAPAN@管理人 (@mirumiru_japan) 2019年5月16日
投資信託
・iDeCo
個人型確定拠出年金。
所得税控除の対象(上限なし?)
資金の受け取りは60才以上から。
加入は20〜59才。
1人1口座、銀行選定に注意。 pic.twitter.com/mSPByP5Nii— シン (@wy3fr) 2019年5月15日
毎月掛金を積み立て、資産運用することで老後の蓄えを作ることができる制度です。
簡単にいうと、毎月掛け金を決めてファンド(投資のプロ)にお金を運用してもらう制度ですね。
税制の面でも優遇措置があるため、利用している人が増えてきています。
投資先は、株式・債券などさまざま。
確定拠出年金には、企業型と個人型の2種類があります。
個人型の場合、
- 掛金は小規模企業共済等掛金控除の対象となり、所得税や住民税が軽減
- 運用で出た利益が非課税になる
といった税制上の優遇措置が設けられています。
企業型の確定拠出年金は、企業によって運用の有無があります。
個人型はご自身で申込をすることで誰でも利用が可能です。
金融庁もオススメしている制度なので、活用するメリットが非常に大きいですよ。
なるほど、国としても年金制度が将来不安だから、国民が自分で老後資金を作れるように制度を始めたってことかな?
NISA(少額投資非課税制度)
NISAは個人投資家を対象とした税制優遇制度です。
- 株式や投資信託を非課税で運用できる「NISA」
- 投資信託をメインに運用する「つみたてNISA」
があります。
老後資金の生活用の資金を用意するのであれば、つみたてNISAの利用をオススメします。
比較項目 | NISA | つみたてNISA |
手軽さ | 自分で購入/売却 | 自動積立 |
年間投資限度額 | 120万円 | 40万円 |
運用可能期間 | 5年間 | 20年間 |
投資できる商品 | 株式・投資信託 | 一部の投資信託 |
非課税対象 | 運用益 | 運用益 |
いつでも引き出し | 可能 | 可能 |
備考 |
|
NISAと併用不可 |
これらの制度は、誰にでも活用できる制度です。
老後に必要な資金の目安まとめ
以上の順でご紹介しました。
ゆとりのある生活を送るための老後資金の目安は、3,000万円程度です。
ご自身または、パートナーの勤め先に退職金制度がある場合は、半数近くを退職金で用意できるかもしれませんが、残りはご自身で用意しておく必要があります。
最近は退職金制度がない会社も増えてきていますので、今のうちから少しずつお金を貯めておくことをオススメします!
先の読めない人生に不安は付いてまわるものですが、事前に計画を立てておけば、将来安心と安定を手に入れることができますよ!
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